2015年4月16日木曜日

ドイツのとあるジャーナリストに対する日本政府からの批判について

安倍晋三政権の批判記事を書いたら…ドイツ紙記者ガーミス氏が暴露

三行で説明すれば……
・ドイツ紙記者ガーミス氏が安倍政権に激高しているとゲンダイが報じた
・批判記事を書いた際、外務省から本国の本社に圧力をかけてきたという
・2014年から「攻撃」は激しくなり、記事を書くたびに呼び出しを受けたとも


ありえん。
某首相は美しい国って連呼してたけど、この国の美徳はこうして損なわれるんとちゃうんかな。。。
とりあえず、少し引用しておきます。
こういうことって、どれだけリアクションをしておいたかということ自体が重要ではないかと思うので。
ネトウヨの大好きな「偏向報道」じゃないですけど、テレビも自分が攻撃対象になりたくないからか、こういう話題もあまりとりあげませんよね。
「民主党の安住さんが批判の声明を出した」と他人の批判を紹介するのが関の山。どうにかならんものか……
さてはて、記事からの引用でした。
「批判記事を書こうものなら、外務省を使って、本国の本社に直接“圧力”をかけるという行動にも出ている。
 ガーミス氏が安倍政権の歴史修正主義について、批判的な記事を書いた時のことだ。在フランクフルトの日本総領事が、ドイツにある編集部に乗り込んできて猛抗議したという。
 対応した編集者に向かって「(あの男は)金が絡んでいると疑わざるを得ない」と信じられない暴言を吐いた上、安倍批判の記事を書くのは中国へのビザ申請を承認してもらうためではないか、と妄想としか思われない見解を示したという。」

【参考】
ドイツのあるジャーナリストの日本論 (内田樹の研究室)
この件の経緯について詳しく当事者が書いた記事の翻訳です。
ここに詳しく書いてあるので、参考になる箇所を引用しておきます。できれば全部読んで欲しいですが(その甲斐はある内容でした)。
「私の日本での仕事が始まった頃、事情は今とはまったく違っていた。2010年、私の赴任時点で政権党は民主党だった。(中略)
例えば、海外ジャーナリストは頻繁に意見交換のために岡田克也副総理に招待された。首相官邸では毎週ミーティングが開かれ、当局者は程度の差はあれ直面する問題について私たちと議論することを歓迎していた。問題によっては私たちは政府の立場をきびしく批判することをためらわなかった。しかし、当局者たちは彼らの立場をなんとか理解させようと努力を続けた。
反動は2012年12月の選挙直後から始まった。新しい首相はフェイスブックのような新しいメディアにはご執心だったが、行政府はいかなるかたちでも公開性に対する好尚を示さなかった。財務大臣麻生太郎は海外ジャーナリストとはついに一度も話し合おうとしなかったし、巨大な財政赤字についての質問にも答えようとしなかった。
海外特派員たちが官僚から聴きたいと思っていた論点はいくつもあった。エネルギー政策、アベノミクスのリスク、改憲、若者への機会提供、地方の過疎化などなど。しかし、これらの問いについて海外メディアの取材を快く受けてくれた政府代表者はほとんど一人もいなかった。そして誰であれ首相の提唱する新しい構想を批判するものは「反日」(Japan basher)と呼ばれた。」

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