2013年4月7日日曜日

第16回文フリin大阪〈都市のイメージ、イメージの都市〉F19

2013年5月追記→追記→以下に書かれている同人誌の電子書籍版「都市のイメージ イメージの都市」を、ameroadにて販売中です。こちらをクリック

ボカロクリティークは、とらのあなにて委託販売中です。こちらをクリック

お久しぶりです、朝永ミルチです。
2013年4月14日土曜日、第16回文学フリマin大阪の宣伝です。
文学フリマの公式ページはこちら。参加ブースのカタログはこちら
堺市産業振興センターイベントホールにて、11:00~16:00です。

F19白色手帖(はくしょくてちょう)ブースで、@Vocalo_Critique のスタッフとして、『Vocalo Critique』を頒布する傍ら、いくつかのコピー誌を売ります。
ちなみに、ボカロクリティークの最新号は、クリプトン伊藤社長も寄稿なさっています!
編集長の中村屋与太郎さんが大阪在住になってから、初めてのイベント参




先に言っておきますが、事前に言って頂ければ、自家通販対応します!
ニコちくと京大短歌については、寄稿なのでそちらにお任せするとして……、後二者については、文フリin大阪のみでの頒布予定です。


最初にサクッと終わるものから紹介しておくと……

◎同人雑誌『ニコちく―「ニコニコ建築」の幻像学』 H04
東北大学大学院有志で制作している建築雑誌『ねもは』の『ねもは5号』の『ニコちく―「ニコニコ建築」の幻像学』に寄稿しました。
別の寄稿者さんのブログに色々書いてあるので、そちらを見ると色々わかるかと。
「創作ツールとしてのマインクラフト――〈公共財〉という参照先、ネットワークをプレイすること、ドラマ生成的ゲーム」
あのマイクラの有名人、スティーブにインタビューもしています。MMDの話や、ちょっとした動画紹介もしてたりします。確か1,000円です。ブースはH-04

◎『京大短歌』19号 E29実は京大短歌の幽霊部員なのですが、ほとんど行けていないので、顔も覚えられていないかと思います(´・ω・`)笑
「短歌は衰退しました――解釈構造の素描と3つの短歌小説」(論考)
こちらのほんの一部を、NETOKARUのコラムに転用しました。森田季節さんの『ウタカイ』に関する部分の一部です。
もう一つは、連作の「default is default is」
多分、「実験的」なことをしているのだと思います。あんまり短歌に詳しくないからわからないけれど。

◎「形式的な別れ」(短歌) F19
カラーイラストに短歌を載せた5首とエッセイ(2枚くらい?)。
イラストは、おきつぐさんに描いて頂いてます! Twitterアカウントはこちら
素敵イラスト目当てにどうぞ。50~100円?くらいの頒布価格。部数はちょっと。
ブースはF19 宣伝がてら、自分のツイッターアイコンを、その絵(の一部)にしてます。

メインはこちらです↓ 一番時間がかかってます。

◎『都市のイメージ、イメージの都市』

京都大学で土木や都市計画の勉強しているターロ
京都大学で哲学や社会学をやっている朝永ミルチで編集しています。
これも頒布は、ボカクリブースF19です。
目次はこんなのです。

★①【架空(イメージ)の都市、現実(イメージ)の都市】
※作者紹介、作品紹介、あらすじも付いています。 
貴志祐介『新世界より』
・ミルチ論考 「出口のない世界と、他者になれない〈他者〉」
・ターロ論考 「人間の都市観と、バケネズミの都市観」
・座談 「新世界を語り尽くす」 
キーワードは、以下の感じ。
想像力/贈与/ディストピア/新世界/ヴェネツィア/茨城県神栖市/郊外化/東浩紀・北田暁大『東京から考える』/ゴンドラ/ジョン・アーリ/観光都市/ディズニーランド化/車輪文化/『海の都の物語』/イメージ/フクシマ/福島第一原発/スティグマ/チェルノブイリ/ウクライナのプリピャチ/社会の浄化/開沼博『漂白される社会』/町並み/街歩き/名付け/情報統制/教育/料理/読者であること/他者/未来を見ること 
>冲方丁『マルドゥック・スクランブル』『マルドゥック・ベロシティ』 
・ターロ論考 
小川一水『煙突の上にハイヒール』 
 ・ミルチ論考
★②【寄稿パート】
しょうへい(小林勝平)さんより 「サッカーと都市」論試論
すたれびとさんより 都市と歴史学――What is city?
★③【旅行記】
・ミルチによる前文 「観光と旅行記と、〈実況〉の魔法」 (1,旅行記について|2,消費の「郊外化」と観光のまなざし|3,2つの観光スタイルから、『孤独のグルメ』へ|4,『孤独のグルメ』は、全てを「観光」対象にする)
・東アジア紀行 上海→ベトナム→カンボジア (寄稿)
・シルクロード旅行記  (寄稿)
★④【労働と都市、座談会】
労働の思想について研究されていらっしゃるかぴばくさんと、編集二人で話しました。
大まかなキーワードはこんな感じ。
マルクス/アレント/就活/自己啓発/正社員/ライフスタイル/ノマドワーキング・ノマドワーカー/ノマドと社畜/古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』/社会的起業・社会的企業/『WIRED vol.7』の「未来の会社、これからの『働く』を考える」特集/岡田斗司夫『評価経済社会』
★⑤【小論】
・ミルチ 「都市における「浪費」と「消費」を巡る問い――國分功一郎と宇野常寛」
・ターロ 「ケヴィン・リンチの『都市のイメージ』について」
★⑥【まちがった〈架空/現実〉(イメージ)の都市論ブックガイド】
ツイート2つ分(300字程度)で、ブックガイド作ってます。色々間違ってます。本以外もあります。
例えば、西田正規『人類史のなかの定住革命』桂明日香『ビリオネアガール』神林長平『ぼくらは都市を愛していた』とかです。

コンセプト提示的に、『新世界より』の座談に付したまえがきを、以下に引用します。

まえがき|都市のイメージ、イメージの都市

『新世界より』という仮想現実を通して現実の世界を、現実世界を通してファンタジーを語り尽くした座談です。本文中の言葉を借りればこのようなものでした。
今まで話してきたのは……都市をどのように歩くか、都市におけるコミュニケーション、都市をどのように作るか、他者として訪れる都市(観光)、教育などの再生産と都市、イメージとどう付き合っていくか、誰を他者として認めるのか、他者とどう関わるのか、世界や都市とどう関わるのか、都市をどう作るのか、未来像や人間像という理想を持って都市をイメージすること……直接都市の話題ではない時でも、生きるということ、イメージすることと都市とは切り離せない。 (ミルチ発言 一部改変)
『新世界より』の重要な設定である「呪力」は、想像力に依存する超能力です。物語の最後の最後、「想像力こそが、すべてを変える」と記されます。これは早希の信念であると同時に、作者・貴志祐介の物語作家・SF作家としての宣言でもあります。
学びの者として、大学で本を読み、人と話し、そして町を歩く存在である私たち二人にとって、全く同意できる宣言でもあります。だから、その同じ言葉を、貴志祐介でも主人公の早希でもなく、私達自身の言葉として繰り返したいと思います。

「想像力こそが、全てを変える」

長い座談、対話なので、お暇な時にお読みください。手を替え品を替え、右の信念を語ったものだと思います。若輩ではございますが、それなりに本気で語り、楽しみ尽くしました。心優しい読者の想像力が飛翔する一助となればと願うばかりです。
(まえがき文責・朝永ミルチ)


(4月12日、表紙絵公開!!!)


違う経路から、都市論に興味を持った大学生が、コピー誌を作りました。
ターロは、都市計画や都市の全体像へ行き着く傾向があるようです。
私は、何を考えても、「共感」や「他者」、「共に生きる」ことへと行き着くようです。
ネタは好みに従っていますが、まじめに楽しく考えたら、こんなものができあがりました。



過度に専門的な議論はしていません。する場合でも、補足を入れています。
コピー本なので安い予定です!
値段はまだ決まってません! ページ数もまだ決まってません!!
よろしくお願いします!
印刷部数は不明!値段は……不明!(続報を待て! あるいはとりあえず、ブースに来て!)

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