2015年1月1日木曜日

2014年の活動まとめ

例年なんとなく書くようにしています。
2012年はこちら。2013年はこちら

今年は目立った活動をしていません。なので、地味です。

同人誌

「ことばの冠」(表紙)
・短歌誌「言葉の冠」

詳細はこちら
こさきのまつりさん(短歌)、植松あおばさん(絵・デザイン)と一緒に作りました。
10首ずつの連作と、対になる歌を詠んで一枚絵を配した作品です。
恋人が別々のタイミングでブースに来て、それぞれ購入していたのを、合流してから気付いて微笑み合う……なんていうエピソードが頒布時にありました。

初めて作った短歌本です。
表紙絵の「冠」には、短歌が埋め込まれています。
在庫も少しだけあります。(ちなみに、『カラフルパッチワーク』も数部だけなら在庫があります)


・短歌と絵の栞(23種類)

定期的にやっていきたいシリーズ。かなり好評でした。
お菓子をテーマにした短歌シリーズや、十二星座をテーマにしたシリーズなどです。

サンプルには載っていませんが、ルマンドを題材にした通称「ルマンドちゃん」の栞は人気でした。

こちらも植松あおばさんと一緒に作りました。
詳しくは、こちらなどを参照してください。



勉強会・読書会関連

・GACCOH小説読書会

過去に読んだ本はこちらでご覧頂けます。詳細もそのリンクからどうぞ。
扱ったもののうちで、今年印象に残った本は、ストルガツキーの『ストーカー』(ストーカー対策のストーカーではありません)、神林長平の『ぼくらは都市を愛していた』(文庫化されるそうですよ)、それから六冬和生の『みずは無間』です。

実験的にシリーズものをとりあげて、西尾維新「物語シリーズ」をやったりもしました。
これからは、面白い試みの世界文学全集が河出書房新社、それから集英社からも出るらしいので、そういうのも扱えたらいいなと思っています。

次回は、1月10日、ミシェル・ウェルベック『素粒子』(ちくま文庫)です。詳細はこちらなどで。


・消費社会論勉強会

古い友人との思いつきで始まりました。三回に渡って催し、それぞれ三冊ずつ本を読みました。各回でちょっとしたテーマを用意しておくことで、考察を深めることにしています。
第一回目では、理論的な本をとりあげました。この日は嵐でした。(京阪水没)
第二回目は、日本の消費社会論。この日の数日前まで嵐でした。そして、動ポモ論争があったのもこの日です。
三回目は、デパート・商店街・ショッピングモール。まったりとしながらも、深い会話が繰り広げられました。結局八時くらいまで話し込んだような。
詳細についてはこちらをご覧ください。

次回は2月21日です。課題本は次の三冊。テーマは「東京」です。
森川嘉一郎『趣都の誕生――萌える都市アキハバラ』北田暁大『増補 広告都市・東京』吉見俊哉『都市のドラマツルギー』
読んでこなくても構いませんが、少なくとも一冊でも読んでくるとより深く理解でき、会話にも参加しやすいかなと思います。

それから番外編として、京都は桂川のイオンモール散策なんぞもするかもしれません。


関西クラスタ関連


・文化系トークラジオ Life&まちライブラリー共催トークイベント

「別のしかたで弱いつながりを読み、ウェブ社会のゆくえを考える」
このイベントの一部はLIFEでポッドキャスト配信されています。


・福嶋亮大『復興文化論』読書会
詳細はこちら
サントリー学芸賞を受賞したこの本。著者の福嶋亮大さんを招いて読書会を開催しました。
章ごとにちまちま要約しながら、質問したり、裏話や解説を聞いたりしました。今でもはっきり覚えています。とても影響を受けました。

・福嶋亮大×張彧暋「香港デモ ーその可能性の中心ー」
詳細はこちら
こちらも福嶋亮大さん。福嶋さんの的確なまとめとツッコミが刺激的だったのと、張さんのオタクっぷりとチャーミングさに惹かれました。

・『日本恋愛思想史』(中公新書)読書会+クリスマスパーティー
詳細はこちら
こちらは、恋愛の話題で盛り上がったものの、あまり本の話をしなかった気が……w
アナログゲームが楽しかったのと、料理がやっぱり美味しかったですね。みんなで食事するのはいいものです。まったりとだべっていました。

この他にも色々やりましたが、印象に残っているものをとりあげました。

その他

・ブクログ
ブクログ始めました。アカウントはこちら。その感想はこちら
2014年4月から開始しました。
ところで、年末になると、「いや、自分は年末/年明けで切り替えるのではなくて、年度で進行してるから」と言い訳したくなります。


・note
note始めました。アカウントはこちら
読書日記はこちらで書こうかなと思っています。


・『ボカロ批評』創刊!
ボカロクリティーク改め、『ボカロ批評』。毎回設けたテーマに基いて発刊します。
新編集長のもと、ボカロシーンに一石を投じる?批評誌です(ばばーん)
詳細はここをクリック。ツイッターアカウントはこちらです。

ボカロ批評vol.2
2014年末のコミケではvol.2が頒布されます。
テーマは「ミクにもわかる! ボカロと学問」。

そういえば、ボカロクリティークに参加頂いた佐久間正英さんが今年亡くなられました。
この機会にと、登場されたボカクリでの対談(佐久間正英×キャプテンミライ)を公開しています。よろしければご覧ください。


2014年は雌伏の年といいますか(言い訳)、かなりちまちました活動や、地味な勉強会、地味な読書ばかりしていた年でした。
一方で、そういう活動よりも地味な語学は一切捗らず、冷や汗ばかりかく毎日であります。
3月で引っ越しも決まっていますので、早々に切り替え、いい加減飛躍していきたいところです。

みなさん今後とも、よろしくお付き合いください。

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